1. 目的・先手と後手・初期配置
先手が最初に指し、その後は後手と交互に1手ずつ指します。自分の玉を守りながら相手の玉へ王手をかけ、相手がどの合法手でも逃れられない「詰み」にすれば勝ちです。玉を実際に取るところまでは進めません。
駒は双方20枚、合計40枚です。取った駒も盤外へ消えず持ち駒になるため、対局中も盤上と双方の持ち駒を合わせて40枚です。
2. 8種類の駒の動き
縦・横・斜めの8方向へ1マス。相手の利きがあるマスへは進めません。
縦・横へ何マスでも。途中の駒は飛び越えられません。
斜めへ何マスでも。途中の駒は飛び越えられません。
前3方向・左右・真後ろの6方向へ1マス。
前3方向と斜め後ろの5方向へ1マス。
前へ2マス+横へ1マスの2か所。唯一、途中の駒を飛び越えます。
前へ何マスでも。後ろや横へは進めません。
前へ1マス。チェスのポーンと違い、駒を取るときも同じ動きです。
味方の駒があるマスへは進めません。飛車・角・香車は途中にある駒を飛び越えられず、最初に出会った相手駒だけを取れます。
3. 成りと成駒
相手側の3段を「成り区域(敵陣)」と呼びます。飛車・角・銀・桂・香・歩が、成り区域へ入る、区域内で動く、区域から出る手では、成るか成らないかを選べます。持ち駒を打った手では成れません。
- 飛車は龍王(龍)になり、飛車の動きに斜め1マスが加わります。
- 角は龍馬(馬)になり、角の動きに縦横1マスが加わります。
- 成銀・成桂・成香・と金は、すべて金将と同じ動きです。
強制成り:歩と香が最終段へ進む手、桂が最終2段へ進む手は、次に動ける場所がなくなるため必ず成ります。AsobiNowでは自動で成り、画面と音で知らせます。それ以外は「成る/成らない」を確認画面で選びます。
4. 駒取り・持ち駒・駒打ち
相手駒のマスへ進むとその駒を取り、自分の持ち駒にできます。成駒を取った場合は元の成っていない駒へ戻ります。持ち駒は自分の手番に、空いているマスへ成っていない状態で打てます。同じ種類を複数持つこともできます。
相手から取った駒が自分の戦力として戻ることが、将棋の大きな特徴です。攻めだけでなく、王手を遮る「合駒」にも使えます。
5. 禁止される手
二歩
同じ筋に自分の成っていない歩があるとき、その筋へ持ち駒の歩は打てません。と金は二歩の対象外です。
行き所のない駒
歩・香を最終段へ、桂を最終2段へ打てません。盤上の移動でその場所へ進む場合は強制的に成ります。
打ち歩詰め
持ち駒の歩を打ったその手で、相手玉を解除不能な王手にすることはできません。歩を打って王手をかけても、相手に逃れる合法手があれば「打ち歩王手」として合法です。
自玉の安全
自分の玉を王手にさらす手、王手を放置する手、玉を相手の利きへ動かす手は指せません。玉を守っている駒が動くことで王手になる「ピン」の状態も同じです。
6. 王手・王手回避・詰み
次の手で玉を取れる攻撃が届いている状態が王手です。王手された側は、玉を逃がす、王手している駒を取る、飛車・角・香の線を盤上の駒や持ち駒で遮る、のいずれかで必ず王手を解消します。
これらを含む合法手が1つもなければ詰みです。AsobiNowは詰みになった時点で対局を終了し、玉を取る操作は行いません。
7. 投了
勝ち目がないと判断した側は「投了する」を選べます。CPU対戦ではあなたの投了、2人対戦では現在の手番側の投了として扱い、相手の勝ちで終了します。
8. 千日手と連続王手
盤上の駒の配置、双方の持ち駒、手番、駒の種類と成り状態がすべて同じ局面が4回現れると千日手です。競技では指し直しますが、AsobiNowでは1局を分かりやすく完結させるため通常の千日手を引き分けとして終了します。
4回目までの一連の手順で、片方の指し手がすべて王手だった場合は「連続王手の千日手」です。これは反則のため、王手を続けた側の負けとして終了します。CPU探索中の枝はそれぞれ独立した状態として扱い、実対局の履歴を書き換えません。
9. 持将棋とAsobiNowの自動判定
公式対局では、双方の玉が敵陣へ入って詰ます見込みがなくなったとき、合意による24点法や入玉宣言法を使います。点数は玉を除き、飛車・角を各5点、金・銀・桂・香・歩を各1点で数えます。
AsobiNowの機械的な自動条件:双方の玉が相手側3段へ入り、どちらの玉にも王手がなく、双方とも相手側3段に玉を除く自分の駒が10枚以上ある局面だけを「詰みが現実的でない相入玉」とみなします。その時点で盤上と持ち駒を合わせて点数を計算し、双方24点以上なら引き分け、24点未満の側があればその側の負けです。
相互合意を画面操作へ置き換えるため、公式の24点法と入玉宣言法の条件を組み合わせた、厳格で自動判定可能な方式です。条件を満たさない片入玉や、まだ王手が続く局面を自動終了させません。
10. 500手の上限
極端に長い対局への対策として、公式規則と同じく500手を上限とします。500手目の局面で王手がなければ引き分けです。王手がかかっている場合は、連続する王手が途切れた局面で引き分けにします。500手より前の詰み、千日手、連続王手、持将棋は先に成立します。
11. CPU対戦・2人対戦・動きガイド
CPU対戦は先手・後手・ランダムと5段階の強さを選べます。後手なら盤面を反転します。対局形式を2人対戦に切り替えると「盤面の向き」が表示され、先手側で固定するか、手番ごとに回転するか選べます。
動きガイドONでは、選択した駒の基本方向を控えめな矢印、合法な移動先を丸、駒取りを菱形の枠、成れる手を「成」、強制成りを「必」で表示します。OFFでも操作に必要な合法手表示は残ります。持ち駒を選ぶと、二歩・打ち歩詰め・行き所のない駒・王手放置を除いた実際に打てるマスだけを示します。
採用ルールの基準
盤上の基本ルール、千日手、連続王手、入玉、反則は、日本将棋連盟「対局規則」を基準にしています。AsobiNow独自の扱いは、通常の千日手を引き分けで完結することと、上記の持将棋自動判定条件です。