LESSON 1

返す枚数より、角を優先する

黒番の局面です。A1なら返せる白石は1枚、B4なら4枚です。目先の枚数ではB4が魅力的に見えますが、A1へ置いた黒石は二度と返されません。

盤面は上が1行目、左がA列です。黄色・赤色の枠は注目する手、黄色い点は次の人が置ける場所を示します。

黒番:A1は1枚、B4は4枚返せます。角のA1はゲーム終了まで返されません。
この局面から覚えること

「何枚返せるか」は手を比べる材料のひとつにすぎません。角を取れるなら、まず角を候補にして、その後に広げられる辺まで考えます。

LESSON 2

X打ちで相手に角を渡す流れ

角の斜め隣にあるB2・G2・B7・G7は「X打ち」と呼ばれる位置です。角が空いているときは、置いた直後に相手が角へ置けないかを確認します。

置く前:白はB2へ置けますが、A1の角はまだ空いています。
白がB2へ置いた後:黒はA1でB2・C3・D4の3枚を返し、角を取れます。
B2が常に悪いわけではありません

すでにA1を自分が取っている場合や、相手がA1へ置けない形ならX打ちが使えることもあります。「X打ち禁止」ではなく、次の相手の合法手まで確認するのがポイントです。

LESSON 3

相手の置ける場所を数える

リバーシでは、置ける場所の数を「着手可能数」として比べると局面を整理しやすくなります。次の同じ盤面で、黒がG3へ置く場合とG4へ置く場合を比較します。

黒 G34枚返す白の合法手 16か所
黒 G43枚返す白の合法手 8か所
G3で4枚返した後。黄色い点は白の合法手で、16か所あります。
G4で3枚返した後。白の合法手は8か所です。
返す枚数だけでは分からない差

この比較だけでG4が必ず勝つとは決まりません。ただし、G3は1枚多く返す代わりに相手の選択肢を倍にしています。候補手を比べるときは、自分の石数と一緒に相手の黄色い印の数も見ましょう。

LESSON 4

一手問題:残り7マス、白はどちらへ置く?

白番です。A1は3枚、F1は4枚返せます。両者がその後の石差を最善にする手を選ぶとき、白に勝ちを残すのはどちらでしょうか。

候補A:A1で3枚返す/候補B:F1で4枚返す。考えてから答えを開いてください。
答えと最後までの手順を見る

答えはAのA1です。1枚少なく返すA1から始めると、最善応手に対して白35枚・黒29枚で白の6枚勝ちを残せます。

  1. A1を選ぶ: A1 → F1 → C1 → E3 → H3 → H6 → A7(白35・黒29)
  2. F1を選ぶ: F1 → H6 → H3 → A7 → A1 → C1 → パス → E3(白28・黒36)

F1は最初に4枚返せますが、最終結果は黒の8枚勝ちです。終盤は「今何枚返すか」より、残った空きマスをどちらが使えるかが重要になります。

PRACTICE

AsobiNowのCPUを使った練習方法

CPUレベルごとに手の選び方が違います。勝敗だけを見るのではなく、覚えたい考え方に合わせて対戦相手を選んでください。

Lv.1

合法手を探す

CPUは置ける場所からランダムに選びます。黄色い印を確認しながら、まず最後まで打ち切ります。

Lv.2

枚数の誘惑を比べる

CPUは、その時点で最も多く返せる手を選びます。石数で負けていても角や選択肢を優先する練習に向いています。

Lv.3

角と着手可能数を見る

CPUは石数だけでなく、角などの位置とお互いの合法手数も評価します。毎手、相手の黄色い印を数えてみましょう。

Lv.4–5

応手と終盤を読む

CPUは先の応手まで読んで選びます。候補を決めたら、相手の次の手を1つ予想してから置きます。

「1手戻す」を使い、石を多く返した手と、相手の合法手を減らした手を交互に試すと、盤面の違いを比較できます。

BEFORE YOU MOVE

石を置く前の4点チェック

  1. 角:自分が角を取れる手、または相手へ角を渡す手はないか
  2. X打ち:空いている角の斜め隣へ、理由なく置こうとしていないか
  3. 選択肢:置いた後、相手の黄色い印が何か所に増えるか
  4. 終盤:空きマスが少ないなら、次の相手の手と最後の空きマスまで追えるか

盤面で確かめてみよう

まずはLv.2で、返す枚数ではなく角と相手の黄色い印を見て手を選んでみてください。

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