キングの前にある駒は、動けないことがある
黒のナイトがc6、黒キングがe8、白ビショップがb5にいます。ナイトを動かすとビショップの斜めの線がキングへ通るため、黒はc6のナイトを動かせません。
盤面は白側から見た向きです。横がa〜h、縦が1〜8を表します。
このように価値の高い駒やキングの前にある駒を動きにくくする戦術が「ピン」です。ピンされた駒をすぐ取るだけでなく、その駒が守っていた場所へ攻めを増やす手も探します。
ナイトのチェックで、キングとクイーンを同時に狙う
白ナイトをe5からf7へ動かすと、h8の黒キングへチェックをかけながら、d8の黒クイーンも攻撃できます。
1つの駒で2つ以上を同時に攻撃する戦術が「フォーク」です。キングへのチェックを含むと相手はキングへの対応を優先するため、もう一方の駒を取りやすくなります。
チェックされたら、逃げる・取る・遮る
黒ルークがe8から白キングへチェックしています。白はd2のビショップをe3へ動かし、ルークとキングの間を遮れます。
- キングを逃がす相手の駒に攻撃されていないマスへ移動する。
- チェックしている駒を取る取った後もキングが安全な場合だけ選べる。
- 攻撃の線を遮るルーク・ビショップ・クイーンの離れたチェックなら、途中へ駒を置く。
ナイトのチェックや、隣接した駒からのチェックは途中へ駒を置いて止められません。チェック中は、チェックを解消しない攻めの手を指せません。
一手問題:白クイーンをどこへ動かす?
白番です。白キングはf6、白クイーンはg6、黒キングはh8にいます。1手でチェックメイトにしてください。
答えとメイトの理由を見る
Qg7#でチェックメイトです。
- 黒キングはg8にもh7にも逃げられません。
- 黒キングがg7のクイーンを取ると、f6の白キングの攻撃範囲へ入ります。
- 隣からのクイーンのチェックなので、間へ駒を置くこともできません。
CPU対戦では戦術を1つずつ探す
勝つことだけを目標にせず、毎局1つの確認項目を決めます。指した後ではなく、指す前に声に出せる程度の短い手順にすると続けやすくなります。
ただ取りをなくす
移動先が相手のポーンや小駒に攻撃されていないか確認します。
ピンを探す
キングやクイーンの前にある駒へ、ルーク・ビショップ・クイーンの線が向いていないか見ます。
フォークを探す
ナイトを動かす前に、その移動先から攻撃できる相手駒を2つ数えます。
相手の応手を読む
チェックをかけた後、相手の「逃げる・取る・遮る」を1つずつ確認します。
「1手戻す」を使える場面では、駒を失った直前まで戻り、相手のチェック・駒取り・脅威のどれを見落としたか確認してください。
BEFORE YOU MOVE
指す前の4点チェック
- チェック:自分のキングはいま攻撃されていないか
- 駒取り:自分または相手に、価値の高い駒を取る手はないか
- 相手の脅威:次にピン・フォーク・メイトを狙われていないか
- 指した後:動かした駒が相手にただで取られないか